唐桃の読んだもの。

読んできた本や漫画を、徒然に紹介していきます。

2022-01-01から1年間の記事一覧

うさぎが出てくる本を読みました。~岡田淳「学校ウサギをつかまえろ」、キューライス「ドン・ウッサそらをとぶ」、高原英理「うさと私」

2022年もあと4時間を切り、来年はうさぎ年です。 なので、今日はうさぎの出てくる話を紹介します。 学校ウサギをつかまえろ (創作こどもクラブ) 作者:岡田 淳 偕成社 Amazon 岡田淳「学校ウサギをつかまえろ」 転校生美佐子がうっかり逃してしまった学校…

ヨシタケシンスケ展に行ってきました。

yoshitake-ten.exhibit.jp ひろしま美術館で開催中の、 「ヨシタケシンスケ展かもしれない」行ってきました! あちこちに書き下ろしのコメントがあったり、ひっそり私物が並んでいたり、 最後の最後まで楽しめる、素敵な展覧会でした。 もう一度行きたいくら…

雄弁に食事を語る本~ 杏耶「たま卵ごはん~おひとりぶん簡単レシピ~」、西川魯介「まかない君」、よしながふみ「きのう何食べた?」

たま卵ごはん~おひとりぶん簡単レシピ~ (コミックエッセイ) 作者:杏耶 KADOKAWA Amazon 杏耶「たま卵ごはん~おひとりぶん簡単レシピ~」 を読みました。 表紙からも伝わるような、おいしさが満載! 卵好きの作者が、簡単にできるたまごレシピをイラストで…

「宝石 地球がうみだすキセキ」を見てきました。~諏訪恭一「価値のわかる宝石図鑑」、吉本ばなな「SLY」

名古屋市科学館で開催中の 特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」を見てきました! hoseki-ten.jp 各地の博物館やコレクションから集められた展示物は、 鉱石としての面とジュエリーとしての面の両方が楽しめます。 原石がどのような過程で生まれるか、 お店…

愛されるぬいぐるみの本を読みました。~マーク・ニクソン「愛されすぎたぬいぐるみたち」、田村ふみ湖「古いぬいぐるみのはなし」

マーク・ニクソン「愛されすぎたぬいぐるみたち」 がおもしろかったので、今日はぬいぐるみについて書いている本を紹介します。 愛されすぎたぬいぐるみたち 作者:マーク・ニクソン オークラ出版 Amazon 子どものころから何十年もいっしょに過ごすうちに、 …

「北村薫と有栖川有栖の名作ミステリーきっかけ大図鑑」からつながる本を読みました。~いずみ朔庵「ウチの江戸美人」、杉浦日向子「風流江戸雀」

名作ミステリーきっかけ大図鑑 第3巻 みごとに解決!謎と推理 日本図書センター Amazon 「北村薫と有栖川有栖の名作ミステリーきっかけ大図鑑」を読んでいました。 時代を超えて楽しめるミステリーに登場するヒーロー、ヒロインと 活躍する物語をイラストで紹…

おいしいスープを食べる本を読みました。~マーシャ・ブラウン「せかい1おいしいスープ」、宮本輝「草花たちの静かな誓い」、吉田篤弘「それからはスープのことばかり考えて暮らした」

スープのルーツは、固くなったパンを汁気に浸して粥状にしたものらしいと、 大田垣晴子の「ぐう~の音」にありました。 主食だったのがその調理法が向上し、「汁」部分が重視されるようになったので、 英語では「drink」ではなく「eat」を使うのだと。 今日…

パンについて書いている本を読みました。~たな「おじいちゃんとパン」、井上好文監修「世界のかわいいパン」

こんがり、パン(おいしい文藝) 作者:原平, 赤瀬川,佐和子, 阿川,夏樹, 池澤,比呂美, 伊藤,りん, 犬丸 河出書房新社 Amazon 「こんがり、パン」を読んで、 これまで食べてきたいろんなパンが頭によみがえってきたので、 今日はパンが出てくる本を紹介します。…

コーヒーの本を読みました。~細川貂々「コーヒー・ルンバ」、村山由佳「おいしいコーヒーのいれ方」、吉田篤弘「ソラシド」

知り合いのところでおいしいコーヒーを飲んだので、 今日はコーヒーについての本を紹介します。 コーヒー・ルンバ 作者:細川貂々 マガジンハウス Amazon 細川貂々「コーヒー・ルンバ」 猫実珈琲店主ケーコさんによる、コーヒーってものについてのはじめの一…

タイトルについて書かれた本を読みました。~清水義範「日本語の乱れ」、高橋輝次・編「タイトル読本」、ブルボン小林「ぐっとくる題名」

図書館や書店で、知らない作者の本を手に取るとき、タイトルがきっかけになることが多いです。 手に取ったから買うわけではなくても、手に取らないものは買う機会さえありません。 真っ先に目に入る本の顔なのですから、おろそかにはできませんね。 今日はそ…

夫婦で書いた本を読みました。~円城塔・田辺青蛙「読書で離婚を考えた。」、角田光代・河野丈洋「もう一杯だけ飲んで帰ろう。」、うえたに夫婦「ビーカーくんとそのなかまたち」

エッセイでも小説でも、あるいはコミックでも、 夫婦の片方がもう片方のことを書いていくものは多いけど、 両方が書いている本にはどんなものがあるだろう。 そう思ったので、今日は夫婦で書いた本を紹介します。 読書で離婚を考えた。 (幻冬舎文庫) 作者:円…

移住する本を読みました。 ~たかまつやよい「流されて八丈島 女ひとりで島に移住しました。」、グレゴリ青山 「田舎暮らしはじめました うちの家賃は5千円」、青木真兵・海青子「彼岸の図書館 ぼくたちの「移住」のかたち」

流されて八丈島 女ひとりで島に移住しました。 (本当にあった笑える話) 作者:たかまつやよい ぶんか社 Amazon たかまつやよい「流されて八丈島 女ひとりで島に移住しました。」 がおもしろかったです。 作者が八丈島に移住して、そこでの様子を描いた漫画シ…

解剖、解体、分解する本を読みました。~ 佐藤卓「デザインの解剖」、トッド・マクレラン「分解してみました 現代人のためのテクノロジー解体新書」

デザインの解剖〈1〉ロッテ・キシリトールガム (デザインの解剖 1) 作者:佐藤 卓 美術出版社 Amazon 佐藤卓「デザインの解剖」 本書では、コンビニエンス・ストアーやキオスクなどの店頭でよく見かけるロッテ・キシリトールガム(粒タイプ)にどのような工夫が…

ミステリ、ホラー、ノンフィクション。ビレッジセンター「~を書く!」シリーズを読みました。

共通のインタビュアーが、いろんな人の話を聞く本が好きです。 複数の人の話を連続させることで、時代の共通点のようなものを感じます。 今日は、ビレッジセンター出版局から90年代後半に出版された インタビューシリーズを紹介します。全4冊なようですの…

南極についての本を読みました。~中山由美「北極と南極のへぇ~ くらべてわかる地球のこと」、西村淳「面白南極料理人」

2022年、今年もおいおい記事を書いていこうと思います。 1月29日が南極の日なので、今日は南極についての本を。 千葉に住んでいたとき、サッポロビールの工場見学に行ったのですが、 コラボツアーとして、「SHIRASE5002」の見学をしたことがあります…