「北村薫と有栖川有栖の名作ミステリーきっかけ大図鑑」を読んでいました。
時代を超えて楽しめるミステリーに登場するヒーロー、ヒロインと
活躍する物語をイラストで紹介している本です。
小学生の頃に読んだ記憶がある「おーい でてこーい」(星新一)や、
比較的最近読んだ「星を継ぐもの」(ホーガン)も載っていて、
それらが印象に残っていることを思うと、いいものは時代を超えるのだと思いました。
それぞれの作品によって、違う人がイラストを描いているのですが、
「九マイルは遠すぎる」のイラストがいずみ朔庵で、
この人「ウチの江戸美人」の作者じゃない、と驚きました。
江戸風俗×現代美容!? 江戸時代からやってきた「江戸美人ちゃん」と独身会社員の「現代女子ちゃん」が ルームシェアする奇妙なストーリー。同世代のごく普通の女性たちが、それぞれの価値観や好みを否定せず、時に共有しながらおしゃれや趣味を楽しむ様子を描く。「時代」変われば「イケてる」も変わる。二人の日常から見えてくる「ほんわか江戸のおしゃれ入門」!
書籍オリジナルの四コマ漫画では、二人の暮らしぶりまで紹介。
江戸と現代、違うところもあるけれど、
通じるものもたくさんあるのだな、と楽しく読みました。
www.cosmetic-culture.po-holdings.co.jp
作者は甲賀流忍者検定に合格したらしいです。
江戸時代の文化と言えば、
わたしの知ってるところは半分以上杉浦日向子の本や漫画からきています。
面白いとおもうきっかけが生まれるのはいいものですね。
どこか懐かしい江戸の情緒を「日向子浮世絵」を見て思い出してみませんか? 花見、吉原、行水、金魚売り、夕涼、紅葉、夜そば売り、火鉢、寒詣り……。町娘の純情な恋や、スネかじりの若旦那、長屋の夫婦喧嘩など江戸庶民の日常ドラマ……。現代の浮世絵師・杉浦日向子が「柳多留」などの古川柳を題材に、愛情を込めてしみじみと江戸の泰平を描き出す。1988年文春漫画賞受賞作。
古川柳で前後をはさんだ、江戸の暮らしのひとひらを描く漫画です。
恋愛や嫉妬、風物や四季、文字だけだとピンとこない江戸の日常が、絵が入ることで
すっと理解できます。