唐桃の読んだもの。

読んできた本や漫画を、徒然に紹介していきます。

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

セーラー服について書かれた本を読みました。~森伸之「私学制服手帖 エレガント篇」、酒井順子「着ればわかる!」

文京区にある「弥生美術館・竹久夢二美術館」では、 6月24日(日)まで、「セーラー服と女学生」展が行われています。 中村佑介のポスターが印象的なこの展示では、 多くのイラストや雑誌、実物などの資料で、 セーラー服の魅力を教えてくれました。 それにち…

手紙に関わる本を読みました。~吉田篤弘「遠くの街に犬の吠える」、藤井咲子「おじいちゃんの封筒」、久保田沙耶「漂流郵便局 届け先のわからない手紙、預かります」

世に「偶然」と称するものは多々あります。 しかし、ぼくとしては、あのときのあの出会いだけに「偶然」を使いたい。 でなければ、これほど沢山の手紙を書きつづけてきた理由が わかりません。 ぱあっと、情景が浮かぶ本でした。 たとえば、桃を切る感触、 …

くらやみについて書かれている本を読みました。~村上春樹「騎士団長殺し」、茂木健一郎withダイアログ・イン・ザ・ダーク「まっくらな中での対話」

「光の99,965%を吸収する物質」というものを、ネットで見かけました。 ペンタブラックと名づけられたそれは、ほとんど光を反射しないので、 物があるというよりも、 ただ切り取られた暗闇があるようでした。 それがとても印象に残ったので、 今日は「くらや…