吉田篤弘
スープのルーツは、固くなったパンを汁気に浸して粥状にしたものらしいと、 大田垣晴子の「ぐう~の音」にありました。 主食だったのがその調理法が向上し、「汁」部分が重視されるようになったので、 英語では「drink」ではなく「eat」を使うのだと。 今日…
知り合いのところでおいしいコーヒーを飲んだので、 今日はコーヒーについての本を紹介します。 コーヒー・ルンバ 作者:細川貂々 マガジンハウス Amazon 細川貂々「コーヒー・ルンバ」 猫実珈琲店主ケーコさんによる、コーヒーってものについてのはじめの一…
はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選」より。 アイウエオ順に並べてみます。 ・有栖川有栖「ダリの繭」 ・池澤夏樹「マシウス・ギリの失脚」 ・伊坂幸太郎「あるキング」 ・岡田淳「こそあどの森の物語」 ・恩田陸「ドミノin上海」 ・クラフト・エヴィ…
最近は晴れている日がほとんどで、太陽がかんかん照りつけるこのごろ。 ちょっと涼しくなりたくて、今日は雨が印象的な本を紹介します。 雨のくに ピエブックス Amazon 佐藤秀明「雨のくに」 雨の写真を撮り歩くということは 果てしなく歩き続けることだと気…
飼ったことはないけど、犬が近くにいるのもいいな~。 そう思えるのは、言葉を尽くしてくれる人がいるからだと思います。 犬のよさについて。犬の見ているものについて。 今日は犬と、映画が出てくる本を紹介します。 犬なくして映画は語れない! 映画と犬好…
小西七重「箱覧会」 大切なものをとっておく箱。 箱を作る箱屋。 誰かに送りたくなる箱。 マッチ箱。 開けたらそのときの思い出がわきあがる箱。 いろんな箱を紹介するこの本は、 私の思い出もかきおこします。 小学校のときに使っていた、丈夫な緑のお道具…
世に「偶然」と称するものは多々あります。 しかし、ぼくとしては、あのときのあの出会いだけに「偶然」を使いたい。 でなければ、これほど沢山の手紙を書きつづけてきた理由が わかりません。 ぱあっと、情景が浮かぶ本でした。 たとえば、桃を切る感触、 …
時間のかかる読書 (河出文庫) 作者: 宮沢章夫 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2014/12/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 振り返る人はたいていの場合、「振り返っている自分」に酔いがちで、見ているほうは「勝手に振り返れ」と…