2017-01-01から1年間の記事一覧
2017年は夏目漱石生誕150周年だそうで、 いろんなところでそれにちなんだイベントが行われていました。 この本も、その企画として出版されたものです。 漱石漫談 作者: いとうせいこう,奥泉光,施川ユウキ 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2017…
ミステリ国の人々 作者: 有栖川有栖 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2017/05/12 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る 私は常々、ミステリを語るためのより的確で新しい表現がもっとあればいいのに、と思って…
今年は伊達政宗生誕450周年、ということで 仙台を中心ににぎわっていましたが、 この機会にと私も行ってきました。 白石城、松島の円通院、仙台市内の瑞鳳殿に博物館。 行きたいところはもっとたくさんありましたが、 今回行けたのはこのあたり。 テーマ…
財布の中、本棚の中、服の中、体の中。 むき出しにしてお金を持ち歩く人はそういませんし、 服で隠さないといけないところを出していたら110番です。 隠すのは、大切なものだし 人にみせびらかすものではないから。 そして、とても個人的なものだから。 …
先日、 「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち」を見に行きました。 津軽のりんご農家で 春に生まれた子猫の目が6日目に開き、 みるみる大きくなって冬を越す。 りんごの花や実、樹のすぐそばで。 そんな情景が撮られています。 ふ…
俳句のよさは、写真のようなものだと思います。 きりとり方や撮るタイミング次第で、 見慣れた風景でも、初めて見るような新鮮なものとして写ります。 また、思いも寄らぬ言葉の組み合わせで、 イメージが広がることもあります。 そんな俳句の中でも、今回は…
誰も知らない世界のことわざ 作者: エラ・フランシス・サンダース,前田まゆみ 出版社/メーカー: 創元社 発売日: 2016/10/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る 「言葉は、私たちの頭の中に広がる広大な概念の世界です。 言語の数だけ、そ…
めのう、水晶、柘榴石、蛍石、ぶどう石等々各種鉱石。 サメの歯、アンモナイトなどの化石に隕石。 それぞれ不思議な色や形で、 綺麗にカットされて磨かれたものとは違う、生々しい魅力があります。 自然が偶然に生み出したものが、こんなにおもしろくなるな…
香港頭上観察 作者: 赤瀬川原平 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 1997/06 メディア: 大型本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (1件) を見る 香港の町を歩いていくと、 こちらの感覚も何だかイリーガルな領域に踏み込んでいく。 もちろん人々が暮らしてい…
年を越すとき、ジャンプをすると決めていたときがありました。 重力に囚われるのは、それはもうしかたないこと。 だから飛び上がっているときに、数秒間だけでも 解放されているような気になったのかもしれません。 今日は、ジャンプが印象に残る本を紹介し…
アイスクリームなら冬でも売っているし、おいしく食べられるけど かき氷は夏限定、という気がします。 今年もかき氷のおいしくなる季節がやってきました。 今日も かき氷 【完全版】 (CASA BOOKS) 作者: 蒼井優 出版社/メーカー: マガジンハウス 発売日: 201…
「小説家になろう」というサイトがあるのを、ご存知でしょうか。 日本最大級小説投稿サイトで、 作品の中には書籍やアニメになったものも結構あります。 そのうちの一つが、こちら。 異世界食堂 1 (ヒーロー文庫) 作者: 犬塚惇平,エナミカツミ 出版社/メーカ…
百。 一つ一つ集められた物語は、 百集まることによって、また新しい形が生まれます。 新耳袋―現代百物語〈第1夜〉 (角川文庫) 作者: 木原浩勝,中山市朗 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2002/06/01 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 18回 この商品を…
日記をつけることは、自分のそばに、 自分とは少しだけちがう自分がいることを感じることなのだ。 日記をつける (岩波現代文庫) 作者: 荒川洋治 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2010/11/17 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 36回 この商品を含むブロ…
ベトナム犬の街かど 作者: 新美敬子 出版社/メーカー: 文春ネスコ 発売日: 2003/02 メディア: 大型本 この商品を含むブログ (2件) を見る 昨年台湾に行った時、 雑踏の中に、犬がトコトコ歩いていたのが印象に残っています。 お店の前で、微動だにしないシェ…
先日、バナナワニ園に行きました。 伊豆半島の熱川にある、140頭のワニと4000種類の植物がみられる 動植物園。映画「テルマエ・ロマエ」の撮影も行われたそうです。 ひなたぼっこしている大人ワニはおきもののようで、 子ワニは水を流してあるプール…
先日、南青山の「TOBICHI」に行ってきました。 ここは、ほぼ日刊イトイ新聞の 「店舗でありギャラリーでありイベント会場でもある」 おもしろい場所なのですが、 そこでヒグチユウコさんの原画展が行われていたのです。 初回限定版 BABEL Higuchi Yuko Artwo…
家の近くにある小さな和菓子屋さんにも 桜もちが並び、お花見のお供として楽しんでいます。 それにしても、餡を生地に包む、あるいは甘い生地を形にするという シンプルといってもいい過程から、 実に多くのバリエーションが生まれるものだと思います。 それ…
今日は4月1日、 ツイッターなどでも、楽しい嘘が振りまかれています。 だから今日は、それにちなんで「嘘」が印象に残る 本を紹介します。 まず浮かんだのは、こちら。 風の歌を聴け (講談社文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2004/09/1…
京極夏彦の「鉄鼠の檻」コミカライズを(今日)知ったので、 それにちなんで今日は妖怪の本を紹介します。 ろくろ首の首はなぜ伸びるのか―遊ぶ生物学への招待―(新潮新書) 作者: 武村政春 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2012/09/07 メディア: Kindle版 …
時間のかかる読書 (河出文庫) 作者: 宮沢章夫 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2014/12/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 振り返る人はたいていの場合、「振り返っている自分」に酔いがちで、見ているほうは「勝手に振り返れ」と…
小説を読む、ということは音楽を聞くことに似ているかもしれません。 ページをめくるたびに言葉のイメージがふくらんでいき、 おもしろい本を読んだなあ、と満足して息をつきます。 蜜蜂と遠雷 作者: 恩田陸 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2016/09/23 メ…
新しい発見をするたびに、情報は多様に変化していく。 秘密を解き明かすたびに、これまでのことが違っていた ことに気づかされる。 だから、これまでに学んでいたことの上に学ぶのである。 ミラクル昆虫ワールド コスタリカ 作者: 西田賢司,ナショナルジオグ…
きのこって、いいですね。 食べておいしいのはもちろん、じっくり見るとフォトジェニックで、 作り物のような感じもします。 とくに、スーパーではほとんど見ないようなきのこなら、尚更です。 少女系きのこ図鑑 作者: 玉木えみ,飯沢耕太郎 出版社/メーカー:…