唐桃の読んだもの。

読んできた本や漫画を、徒然に紹介していきます。

仙台が舞台の本を読みました。~重野なおき「政宗さまと景綱くん」、伊坂幸太郎「仙台ぐらし」

今年は伊達政宗生誕450周年、ということで

仙台を中心ににぎわっていましたが、

この機会にと私も行ってきました。

 

白石城、松島の円通院、仙台市内の瑞鳳殿に博物館。

行きたいところはもっとたくさんありましたが、

今回行けたのはこのあたり。

テーマを決めての旅行というのもおもしろいものですね。

 

で、伊達政宗といえば最近読んでいるのがこちら。

政宗さまと景綱くん 1 (SPコミックス)

政宗さまと景綱くん 1 (SPコミックス)

 

 作者は現在進行形で、

信長の忍び」「黒田官兵衛伝」「真田魂」など、

戦国時代を舞台にした4コマ漫画を連載しています。

笑いどころもたくさん作りつつも、

基本的には史実どおりに、丁寧に進んでいき

 シリアスなところはしっかりシリアス。

人物もクロスするので、一冊読んだら他の漫画も読みたくなります。

 

仙台といえば、こんな本も。

仙台ぐらし (集英社文庫)

仙台ぐらし (集英社文庫)

 

 仙台で暮らす作者の日常を書いたエッセイと、短篇が1つ

収められています。

 

私たちの日常で、ドラマチックなことはそうそう起こりませんが、

それは小説家にしても同じこと。

でも、それを面白い、趣きのあるものとして読ませるのは

筆力というものなのだろうなあ。

 

2005年から2012年に書かれたものなので、

震災についても書かれており、その中で

「楽しい話を書きたい」と思うまでが印象に残りました。

私も、あのときのことを

忘れちゃいけないな、と改めて思いました。

 

仙台文学館にも少し寄ってみたのですが、

思った以上に、ここを舞台にした作品が多いことを知りました。

少しづつ、読んでいきたいと思います。