昨年台湾に行った時、
雑踏の中に、犬がトコトコ歩いていたのが印象に残っています。
お店の前で、微動だにしないシェパードもいたのですが、
つながれるでもなんでもなく、人の間を縫うようにして進む犬を、
日本では見たことがなかった気がします。
この本は、 ベトナム各地の犬の写真が
著者の文章とともに収められています。
他にも猫や犬の本をたくさん書いているので、
他のものも読んでみたいと思いました。
女学生のアオザイ、ベランダに干された洗濯物、
スコール、きっちり並べられたお店の売り物。
眠る犬、眠る猫、眠る人、
道端に干された洗濯物、と洗濯物がとりわけ印象に残る写真集です。
犬や猫が、愛でられてはいなくとも
街の一員としているところが好きです。
街は人だけのものじゃないんだってことですね。
こちらは、小説家と漫画家の友人でむかう、
ベトナム11泊の旅の出来事が文章と漫画と写真でかかれています。
その中でも、友達に「おばあちゃん、足下気をつけてね」
「おばあちゃん、そこ段差だよ」
ということを言ってたら、現地のガイドさんが
そういう名前だと思ったのか、
船酔いしてトイレにこもっている彼女に
「オバアチャン ダイジョブデスカ オバアチャン!」
と呼びかけられた、というエピソードが印象に残っています。
ベトナムについてあまり知りませんでしたが、
興味が沸いてきました。