唐桃の読んだもの。

読んできた本や漫画を、徒然に紹介していきます。

うさぎが出てくる本を読みました。~岡田淳「学校ウサギをつかまえろ」、キューライス「ドン・ウッサそらをとぶ」、高原英理「うさと私」

2022年もあと4時間を切り、来年はうさぎ年です。

なので、今日はうさぎの出てくる話を紹介します。

 

岡田淳「学校ウサギをつかまえろ」

 

転校生美佐子がうっかり逃してしまった学校のウサギ。
夕暮れの工事現場で繰り広げられる友情物語。

 

80年代に書かれた本で、舞台にもなっています。

学校図書館にあって、小学生の時に読みました。

6人の小学4年生が、学校から工事現場に逃げ出したウサギをつかまえるために

奮闘する、夕方から夜までの話なのですが、すごく濃密で、

日がだんだん暮れていく心細さや、地面に手を付けるときの感覚や、

小学生の時に、学校の中庭でうさぎを飼っていたことも思い出されました。

中から穴を掘って、校庭の草を食べてるのを時々見かけましたが、

今でもあの学校では飼っているのかなあ。

 

キューライス「ドン・ウッサそらをとぶ」

 

ウサギの大親分ドン・ウッサと、けなげな子分たちの話です。

「カモメさんのように自由に大空を飛んでみたい…」と、

ドンの一言ではりきる子分たち。

割とひどい目に合うドン・ウッサの背中には哀愁が漂っています。

ehons.jp

qrais.blog.jp

 

 

うさと私

うさと私

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高原英理「うさと私」

 

「地味な兎ですが、ずっとつきあってください」

誕生日にもらったポストカードにはこう書かれていた。
私は決意した。
半月後、兎は私の右側に座っている。

「うさと私」の懐の深い日々の会話が、沈みがちな心にやさしい風を送ってくれる。まるで絵本のように大人の心に響く「うさと私」の物語。

 

時に恋人のようで、時に家族のようで、時に親子のようで。

穏やかで温かく、傷つけるものが何もない空間が広がります。

miminokioku.air-nifty.com

 

来年も、ブログの記事を少しづつ書いていこうと思います。

これまで読んでこなかった作者や、ジャンルにも手をのばしてみたい。

それでは、よいお年を!