ひろしま美術館で開催中の、
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」行ってきました!
あちこちに書き下ろしのコメントがあったり、ひっそり私物が並んでいたり、
最後の最後まで楽しめる、素敵な展覧会でした。
もう一度行きたいくらいです。
壁一面に並んだスケッチが圧巻!
一つ一つの絵が、ほんとに指で隠せるくらい小さくて。
壁一面にばーっと並んだメモを行ったり来たりしながら見ていきました。
スケッチ自体は「デリカシー体操」にも収録されていたのだけど
(当時は会社になじめなくて、気配を感じたらすぐに隠せるような小さい小さいサイズで
ラクガキを描いていた、というのもここに書かれていました)、
見たことのないものがたくさんあって、嬉しさがこみあがってきました。
字も小っちゃいの・・・
そもそも私はメンタルがとても弱く、
ちょっとしたことですぐに心が折れるのです。
だから「世の中は見ようによってはおもしろいよ」
「捨てたもんじゃないよ」と、日々、自分をはげまし続ける必要があり、
これらのスケッチは、いわば世の中の
「どうでもいいこと」をどうにかして「おもしろがろうとした」
記録でもあるわけです。 (「デリカシー体操」前書きより)
というあたり、あとに描かれる絵本とのつながりが見えてくるようでした。
大学で立体の制作をしていた、というのは他の本でも読んだのですが、
実際に「カブリモノシリーズ」として見てみると
うわ~! と声が出てしまいました。
実物が目の前にあるって、いいですね!
当時の紹介映像も流れていて、最初から最後まで見ちゃいました。
Wikipediaではパンタグラフの一員だった、と書かれていたのだけど、
え、「パラレルワールド御土産帳」のパンタグラフ?!
と検索したところ、ちゃんと記事に名前がありました。
私は絵本作家のヨシタケシンスケを知る前に、吉竹伸介の作ったものを知っていた
んだ…と、なんだか感慨深かったです。