2022年、今年もおいおい記事を書いていこうと思います。
1月29日が南極の日なので、今日は南極についての本を。
千葉に住んでいたとき、サッポロビールの工場見学に行ったのですが、
コラボツアーとして、「SHIRASE5002」の見学をしたことがあります。
初代観測船の宗谷、2代目のふじに次ぐ、3代目南極観測船なんですって。
床にくぎ付けにされたテーブルは海が荒れたときに飛んでいかないため、
散髪室や医務室は長期にわたる移動のためと、
ちょっと不思議に思うことにはどれも理由があって、
観測隊の方々は、ほんとに長い時間船に乗っていたんだと思いました。
2代目の砕氷船として、昭和40年から18年間活躍していたふじについては、
この漫画で知りました。
は、北極圏と南極大陸について全然知らなくても楽しめます。
今でも観測隊として南極に向かっている人がいて、そこで暮らしている人がいるんだな~、と世界の広さを思います。
写真も多く載っていますが、私が印象に残ったのは、隕石を拾ったというセールロンダーネ山地。
南極大陸の中でも、数少ない露岩地区だそうです。
ツイッターでは南極の写真や関連情報など、見せてくれるのでそちらも楽しみ。
新聞記者である人が書いた本では、
「南極、行っちゃいました」も面白かったような。
カラフルなイラストがたくさん載っていたのですが、内容は
ほとんど覚えていないので、機会があったら読み返したい一冊です。
そして南極と言えば、のこの一冊。
ウイルスさえも生存が許されない地の果て、南極ドーム基地。そこは昭和基地から1000kmかなた、標高3800m、平均気温-57℃、酸素も少なければ太陽も珍しい世界一過酷な場所である。でも、選り抜きの食材と創意工夫の精神、そして何より南極氷より固い仲間同士の絆がたっぷりとあった。第38次越冬隊として8人の仲間と暮した抱腹絶倒の毎日を、詳細に、いい加減に報告する南極日記。
雪を溶かして水を確保するところとか、お正月やイベントの様子とか、男子校でわいわいしているような感じがありました。
南極に集まった人はそれぞれの分野のプロフェッショナルなんだけど、
だから食べなくてもいいわけではないし、生活するためにみんなで協力しないといけない。
というか、協力しないと生きていくことも難しい。
過酷な環境下でモチベーションを保ち続けることの大切さも、知りました。
文庫で3頁に渡る、みんなありがとうの文章がいいですね。