以前、飲食店でアルバイトをしていたことがあります。
ある日、ガテン系のおじさんが定食を注文して、
手を合わせて「いただきます」と言ったときに「かわいい」と感じました。
ギャップ萌というのか、おじさんが、一人で、きちんと挨拶をしている、
というところによさを感じたのかもしれません。
今日はそんな、ちょっとかわいいおじさんが出てくる本を紹介します。
もともとはサイトの記事で、
書籍はそこから抜粋されたものです。
メダカが好きで育てている。
ファッションドール、ブライスが好きで服を作っている。
動物のイラストを書いている。
うさぎを飼っている。
自分が好きなかわいいものについて、いろんなおじさんが話す、
愛を堪能できる本でした。
そして読んでいるうちに、話している人も、
だんだんかわいく見えてきます。
10年前行方不明になったトモオおじさんが、不意に日本に戻ってきた。
インドでヨガの修行をしていたらしい。
ジョッキーになりたい那生と、トラになりたかったおじさんの夏休みを
描いた本です。
このおじさん、地図を見るのが好きなんです。
物語の中でも、実際に行かない場所でも想像して楽しんだり、
交通網がくわしく載っている地図を、普通の地図と見比べて
ここからここにはこうやっていくと近道だな、と考えるのが
おもしろいと言っていましたが、
実際に、趣味としての地図読みを楽しんでいる人もいるようです。
ここにもまた、知らない世界が。
本についての知らない世界を見せてくれる本が、こちら。
平均年齢45歳の3人が、出版業界に関するあちらこちらを訪問する記録です。
おしゃれなブックカフェに行くところからはじまり、
国土地理院で地図や地球儀を冷やかしたり
出版社を訪問するついでに
近くにある昼飯屋さんを紹介してもらったり、
社会見学、探検日記、珍道中。言い方はいろいろですが、
仲間同士でわいわいやっているようなノリって好き~。
note.comそして後書きでは、当時の経営危機についても書かれていて、
買って応援しよう・・・という気持ちになりました。