12月19日まで、東京オペラシティで和田誠展が行われています。
それがあんまり楽しかったので、
お近くで行われましたらぜひ、とおすすめしたいです。
これから熊本、新潟、北九州、愛知と巡回するそうですよ~。
私が初めて和田誠の絵を見たのは、児童書の表紙だったと思います。
なので、この人はイラストレーターだと思っていたのですが、
検索してみたら想像以上にたくさんの本に関わっていたことに驚きます。
そのなかでも、装丁についてはこちらの本がおもしろかったです。
「ほんの数行」というタイトルは「たった数行」でもあり、「本の中の数行」でもある。ぼくが読んだ本の中の数行を紹介して、あれこれ語ろうというわけだ。 はじめは「ほんの一行」にしたかったのだが、この雑誌のページは一行十五字なので、十五字で収まる文章を探すのは苦労するだろうと思い、「数行」にした。 ぼくはたいした読書家ではないが子どもの頃から数えれば、かなりの本を読んでいる筈だ。その中から数行を選ぶのも難儀のような気がするから、自分が装丁した本に絞ることにした。それだって決して少なくはないのだが、まあやってみましょう。
面識があってもなくても、著者に敬意をはらっていることが伝わりました。
本によっては模型をつくったり、石に絵を描いて写真を撮ったり。
装丁ってすごいな~、と思いました。
和田誠が表紙を描いた横溝正史「真説 金田一耕助」読んでみたいです。
「もう一度倫敦巴里」は、パロディ満載の1冊です。
1977年に出版された「倫敦巴里」を2017年に再編集したそうです。
もし~が「雪国」の冒頭を書いたら。
もし~が「うさぎとかめ」を映画にしたら。
軽やかに楽しい本でした。
そしてこちらのインタビューを読んで、平野レミの本も読みたくなりました。
新版 平野レミの作って幸せ・食べて幸せ - 株式会社 主婦の友社 主婦の友社の本
この本にはレシピのほかにも、エッセイも載っています。
和田誠のイラストもいっぱい。
にんにくを具に使ったカレーなど、作ってみたくなりました。