前から気になっていた企画展に行ってきました。
雨で列車が止まってしまったため、ばたばたしてしまいましたが
三瓶山は星もきれいで、いろいろ体験講座もあるようなので
今度はゆっくりすごしたいですね~
この企画展は、すごくよかったですよ・・・
大きい、綺麗、紫外線で光る、叩くと透き通った音が鳴る、など
いろんな特性を持った1つ1つの展示ももちろんですが、
「私の推し石」「石好きあるある」のメッセージが壁を埋めていて、
石に惹かれるひとはたくさんいるものだと思いました。
石のすごさは、スケールの大きさにもあると思うんです。
1つの中に途方もない、さざれ石が巌となるような時間が内包されている。
それがすごく大きかったり、いろんな色でキラキラしていたら、夢中にもなろうというものです。
もちろん科学館での展示なので、地層の説明や化学式なども書かれており、
私も学生の頃の授業を思い出しては、この2つの石は、見た目は全然違うけど
どっちもSiO2なんだ、ということなど思いました。
ところでこのSiO2、二酸化ケイ素の表記を見ると、
山本弘の「私は十代の蜘蛛女だった」の中にあったエピソードを思い出します。
主人公が受けた科学のテストで、~は何でできているか答えさせる問題があった。
その中に水晶があって、友達は「水」と答えて間違えたという。
きれい、すごいで終わってもいいのだけど、
それだけではちょっと足りなくなってきた、そんなときにいい本がありました。
旅の達人k.m.p.が大好きな石コロの世界を案内! 鉱物と岩石の疑問から、面白実験、国内・海外の石スポットまで、写真たっぷりの美しい図鑑としても楽しめる1冊!
石が好きだけど難しいことはわからない、でもイラストや図解や写真でやさしく説明されているなら知りたい・読んでみたい人向けに、k.m.p.が「自分のように理科が苦手でも読み通せる石の本がつくりたい」という気持ちをコンセプトに描いたコミックエッセイです。(解説より)
そもそも石って、どこから石?
石が砕けてできた、砂も石? 砂が石なら、泥も石?
案外聞かれてみたらわからない、そんな会話から、
河原にめのうを拾いに行ったり、街の中に使われている石を探したり、
これまでの旅行で印象に残った石や砂漠の写真が載っていたりと、
実体験に基づいた楽しさがたくさんある、いい本でした。
「宝石 地球がうみだすキセキ」を見てきました。~諏訪恭一「価値のわかる宝石図鑑」、吉本ばなな「SLY」 - 唐桃の読んだもの。 (hatenablog.com)