唐桃の読んだもの。

読んできた本や漫画を、徒然に紹介していきます。

赤川次郎

幽霊の出てくるミステリーを読みました。~ 有栖川有栖「濱地健三郎の霊なる事件簿」、赤川次郎「怪談人恋坂」

幽霊や怖い話といえば夏のもの、という印象があります。 8月のうちに、そんなミステリーを紹介します。 濱地健三郎の霊なる事件簿 濱地健三郎シリーズ (角川文庫) 作者:有栖川 有栖 KADOKAWA Amazon 有栖川有栖「濱地健三郎の霊なる事件簿」 心霊探偵・濱地…

吸血鬼が登場する小説を読みました。~赤川次郎「吸血鬼はお年ごろ」、レ・ファニュ「吸血鬼カーミラ」、ブラム・ストーカー「吸血鬼ドラキュラ」

吸血鬼が登場する小説を読んだのは、 赤川次郎がはじめてだったのではないかと思います。 そう、「吸血鬼はお年ごろ」でした。 吸血鬼と人間のハーフであるエリカと、その父親フォン・クロロックが メインとなって怪奇な事件を解決していく・・・というもの…

猫が推理をする本を読みました。~赤川次郎「三毛猫ホームズの推理」、柴田よしき「ゆきの山荘の惨劇 猫探偵正太郎登場」、松尾由美「ニャン氏の事件簿」

奥泉光といとうせいこうが、夏目漱石の小説について語り合う 「漱石漫談」の中で、「我輩は猫である」は猫と人との ディスコミュニケーションなんだ、という話をしていました。 猫の我輩はいろんなことを考えているんだけど、 周りの人はそんなこと思っても…