イスラエル、とちょっと検索してみると
物騒なニュースがたくさん出てきますが、
それはあくまで一面で、
美しいところ、楽しいところもたくさんあるのですよね。
今日は、そんな本を紹介します。
「世界のブックデザイン」で知った、イスラエルからの絵本。
白い紙から生まれたむすめが、素敵なものを
どんどん切り抜いていく話です。
切り絵の作者ナオミ・シャピラは、
切り絵を40年以上も極めてきたそうで、
繊細な切り絵と、奥行きのある構成にはみとれてしまいます。
イスラエルでの風景を教えてくれたのがこちら。
10年くらいエルサレムに住んでいた著者が送る、
1年間の祝祭と日常の紹介です。
イスラエルの桜とも呼ばれるらしいアーモンドの花、
死海、水タバコのカフェ、市場、拾った猫、
たくさんの写真がきれいで、眺めていて楽しいです。
また、小説では浅暮三文の「似非エルサレム記」がおすすめです。
聖地エルサレムが、意志を持ち動き出す・・・という話で、
場所の力、そこ自体が持つエネルギーを感じました。