唐桃の読んだもの。

読んできた本や漫画を、徒然に紹介していきます。

フクロウについて書かれた本を読みました。~パカチャン「フクロウ、検討中」、 げんさん・黒須みゆき「もふもふフクロウ ガルーさんの休日」、真木広造「日本の梟」

10年ひとむかし、というならふたむかし前のころ。

中居正広のボクらはみんな生きている」というTV番組がありました。

動物をメインにしたクイズ番組で、

そこでフクロウについての問題が出ていたのを覚えています。

 

Q.暗い中でも、フクロウやミミズクが木にぶつかったりしないのは

耳に特徴があるから。それは何か。

(1)耳が大きいから 

(2)耳の穴の場所が左右で違うから 

(3)耳の穴がたくさんあるから 

という問題があって、たくさんの耳の穴を想像して

ぞっとしたのを覚えていますが、はじめてフクロウという鳥を意識した

ときは、そこだったのかもしれません。

今日は、フクロウについて書かれた本を紹介します。

 

フクロウ、検討中。 (マンガハックPerry)

パカチャン「フクロウ、検討中」

漫画とか小説とかアニメとか歌とか、ジャンルはさまざまですが、

不意に自分の中に作品がすとんと落ちてくるようなことがあります。

その日のうちに既刊本を全部買ったり、

アルバムを聞けるだけ聞いたりする、

それまでの自分と別物になったような。

それが、この人はフクロウでおこったんだな、と思いました。

 

ただ単純にフクロウを飼いたいと思ったド素人が

煩悶しながら飼うか飼わないか決める物語

 

とも本文にありましたが、

飼うまでの行動力の物語、とも言えると思いました。

まずは都内のフクロウカフェを全制覇しよう! 

からくるところがいい。

今住んでいる場所ではフクロウを飼えない。それなら引越しだ。

許可のあるマンションはあまりない。・・・ローン、組むか? 等々、

イメージトレーニングをしたり、

引越の日取りを気にしたり、

名前をつけるのに姓名判断をしたり、

そこまでするスイッチが入ったのが、この人にとっては

フクロウだったのだと思うと、人生どうなるかわかりませんね。

 

捨てられていた猫を拾って飼うことになる、という話は聞きますが

フクロウはその辺りを飛んでいるわけじゃなく、

自分で、お金を払って、誰かから買わないと手に入りません。

だから作者は考えます。

調べて、選んで、悩みます。

そうして決断します。

フクロウとの生活が長く続けばいいと、思うようになる本でした。

 

漫画の中では、フクロウを飼っている人の本や

アカウントも紹介されていて、動画や写真を楽しみました。

その1冊がこちらです。

もふもふフクロウ ガルーさんの休日

 げんさん・黒須みゆき「もふもふフクロウ ガルーさんの休日」

 

hon-hikidashi.jpなによりガルーさんがかわいいです。

生後間もないときの様子も、

人の近くにいるからみられる懐きようも、

ひなたぼっこや散歩の様子も、 愛されてる感じが満載でした。

 

そして野性のフクロウもまた違った魅力があります。

日本の梟

真木広造「日本の梟」

北海道から沖縄まで、日本に住む梟を

野鳥撮影の第一人者である著者が撮影した写真集です。

 

表紙のようにまだ羽がポワポワしているころから、

飛んでいるところ、木に止まっているところ、

目を細めてあくびをしているところなど、

フクロウはいろんな表情をみせるんだなあと思いました。

意外としっかりした足でネズミをわしづかみにするところには、

肉食動物であることを実感します。