絵画や彫刻、切り絵など、
細部までできあがっている作品を見てうっとりするような、
自然と笑顔になるような気持ちをなんと呼ぶのでしょう。
陶酔、というものなのかはわかりませんが、
この人の作品を見ていると、そんな気持ちになります。
ヒグチユウコの20年にわたる活動を紹介する、
大規模展覧会「CIRCUS」は、世田谷文学館で3月31日まで行われ、
そのあと兵庫、広島、静岡、高知・・・と、各地を巡回する予定です。
くわしいスケジュールはこちらからどうぞ↓
higuchiyuko-circus.jp こちらの記事でも少し紹介しましたが、
ワニとネコ、タコやウサギ、キノコに魚、
太古から生息する植物の一種ひとつめちゃん、
「きみはネコなの? ヘビなの? タコなの?」と聞かれる
ギュスターヴくん・・・
かわいくもちょっと怖い、不思議な生きものを堪能しました。
カカオカー・レーシング TOBICHIグランプリ! - ほぼ日刊イトイ新聞
様々なサイズの原画やポスターが展示された空間には、
小さなのぞき穴や抜け穴があったり、
壁にメッセージが書かれていたりして、あまりに楽しいからか
3月9日からの入場は日時指定の前売券が必要になっていました・・・。
行かれる方はお気をつけください。
ヒグチユウコの絵は、この本にも使われています。
糸井重里が1年に書いたすべての原稿とツイートから、
こころに残ることばを集めて1年に1冊編む本、
「小さいことば」シリーズの、2007年から数えて11冊目の本です。
楽しい言葉も、ふっとさびしくなるような言葉も、
2017年がぎゅっとつまっているようで、
なんというか、悲しいこともうれしいことも、
何もかもが続いていくのだなあと思いました。