唐桃の読んだもの。

読んできた本や漫画を、徒然に紹介していきます。

wagashi asobi について書かれた本を読みました。~うめ(小沢高広/妹尾朝子)「おもたせしました。」、BMFTことばラボ「ふわとろ SIZZLE WORD 「おいしい」言葉の使い方」

東急池上線、長原駅から歩いてほど近いところにあるのが、

wagashi asobiのアトリエです。

wagashi-asobi.com

ここで売っているお菓子は、絞りこまれた2種類。

ドライフルーツの羊羹と、ハーブの落雁です。

 

羊羹も落雁も、私にとっては

出されたら食べるけど自分で買うことはないものでした。

それを自分で買いたい、この味を知らせたいと

一新させてくれたのがwagashi asobiなのですが、

このお店を教えてくれたのは、こちらです。

おもたせしました。 2 (BUNCH COMICS) 

www.comicbunch.comサイトで、3話まで読めます。

 

実際のお店で売られている、寅子の手土産を食べたくなり、

紹介されている本や文豪のエピソードが楽しく、

もちろん漫画としてもおもしろい。

そんな何重にもおいしい一冊です。

 

wagashi asobi の、ドライフルーツの羊羹が登場するのは

上記の2巻。

 

こちらの羊羹のコンセプト「パンに合う和菓子」なんですよ

スライスした羊羹を

バターをたっぷり塗ったバゲットにのせた日にはもう・・・

 (15話、95p)

 

とあるのですが、私もこのように食べてみて

ほんのり香るラムや、いちじくやくるみの食感に

これが本当に羊羹なの?! と、驚いてしまいました。

 

また、wagashi asobiの取り組みについては、

 たまたま読んだこの本でも紹介されています。 

ふわとろ SIZZLE WORD 「おいしい」言葉の使い方

 「ふわとろ」「もっちり」「自家製」「じゅわー」など、

おいしそうだと思わせる言葉が、シズルワード。

2003年から、継続的にこの言葉を研究している

B・M・FTが出版したこの本は、ボリュームたっぷりです。

 

「おいしい」をつくるプロの言葉や、

おいしい言葉の使い方、映画と本に出てくるおいしいものに、

シズルワードの字引。

 

「さっくり」「サクッと」「サクサク」「ざっくり」「ざくざく」

それぞれの違いなど、具体的に考えてみたことがありませんでした。

いろんな立場からの、食欲をそそる言葉があふれています。