唐桃の読んだもの。

読んできた本や漫画を、徒然に紹介していきます。

カレーについて書かれた本を読みました。~阿川佐和子など「アンソロジー カレーライス!」、カラスヤサトシ「カラスヤサトシの日本びっくりカレー」、清水義範「12皿の特別料理」

鉄腕DASHで、企画「俺たちのDASHカレー」がはじまったとき、

私もカレーを食べていました。

 

何をどう入れても大概の場合どうにかなるものが、カレー。

学校でも、家庭でも、カレーと無関係に過ごしてきた人は

少ないんじゃないかと思うくらいです。

なので、今日はカレーについて書かれた本を紹介します。

 

まずはこちら。

アンソロジー カレーライス!!

33人の作家が書いた、エッセイ・アンソロジーです。 

「インド人もびっくり」(尾辻克彦)、

「カレーライスとカルマ」(よしもとばなな)、

「カレーはぼくにとってアヘンである」(安西水丸)・・・など、

タイトルからひきつけるものが、たくさんありました。

本文の紙もカレーを思わせる色で、匂いが漂ってくるような本です。

 

カレー色、といえばこの本もそうです。

カラスヤサトシの日本びっくりカレー カラスヤサトシのびっくりカレー (ウィングス・コミックス)

こちらは、カレーが大好きな作者がいろんなカレーを食べて、

その感想を漫画にしたものです。

 

激辛カレー、薬膳カレー、ナイアガラカレー・・・といった、

いろんなカレーを出すお店に行くのはもちろん、

いろんなレトルトカレーを買い込んで味を比べたり、

専門店で香辛料について教わったりと、もりだくさん。

紹介されているところに、行ってみたくなりました。

 

12皿の特別料理 (角川文庫)

インドで入院した夫のためにおにぎりを作る。

結婚を考えている相手に、はじめて作るパエーリヤをふるまう。

作家と編集者が話す、子供のときに作ったドーナツ・・・

12品の料理を中心にした、違う味が楽しめる12話の小説です。

 

で、この中に、カレーについての一篇があるのです。

登場人物は、とあるアパートの同じ階に住む4家族。

たまたまある日の献立がみんなカレーになりました、ということで

それぞれの家で作るカレーを紹介していく、という話です。

 

いためる過程がなかったり、ナンを焼くところからはじまったり、

同じカレーとは思えないくらい作り方が違うのに、

出来上がったらすべてはカレー。

台所の数だけ、カレーがあるのかもしれません。