るてえる びる もれとりり がいく。
ぐう であとびん むはありんく るてえる。
ではじまる詩を知ったのは、
北村薫の「スキップ」ででした。
それが草野心平と結びついたのは、ずっとあとのことです。
この福島生まれの詩人は、
カエルを題材とした詩をたくさん書いているのです。
最近読んでおもしろかったので、
今日はカエルについて書かれた本を紹介します。
学生のころは、ちょっと自転車をこいでいると、
道の左右に田んぼが広がっていました。
だからカエルの鳴き声を聞いたことはよくあるし、
浴室のガラスに小さいのがひっついていたこともあるのですが、
こんなにたくさんのカエルが、日本にいるとは知りませんでした。
日本に生息する43種類のカエルが、大集合。
足や目など、
それぞれの違いも比べられるようになっています。
また違ったかたちで、カエルの魅力を教えてくれるのは、こちら。
基礎知識からはじまり、
カエル好きな人々、いわゆるカエラーやカエルグッズ、
鳥獣戯画に描かれたトノサマガエルや
(兎を投げ飛ばしているやつです)
文化史など、「意外痛快愉快、そして不可解」なカエルについて
楽しみながら知ることができます。