私は常々、ミステリを語るためのより的確で新しい表現がもっとあればいいのに、と思っている。もちろん、そんな表現を引き出す力のある作品を書きたい、とも。
探偵、語り手、犯人、通りすがり。
面白いキャラを通して、面白い作品や作家を紹介している本です。
ジャンルはもちろん、幅広いミステリー。
文章はもちろん、添えられたイラストも素敵なのです。
これまで読んだことのある本にはそうだったなあと頷いたり、
そうだったかな、と読み返したくなったり。
知らない本なら読んでみたくなります。
52のミステリーに出てくる食事シーン。
そのレシピや食事のエピソードを、
小説の内容と一緒に紹介したり作ったりしています。
ミステリーだけではなく、食べ物についての感じ方も書かれていて、
興味が沸いてくる本がたくさんありました。