唐桃の読んだもの。

読んできた本や漫画を、徒然に紹介していきます。

岩合光昭の本を読みました。~「ふるさとのねこ」「岩合光昭の大自然100」

先日、

 劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き 

コトラ家族と世界のいいコたち」を見に行きました。

 

津軽のりんご農家で

春に生まれた子猫の目が6日目に開き、

みるみる大きくなって冬を越す。

りんごの花や実、樹のすぐそばで。

 そんな情景が撮られています。

ふるさとのねこ

ふるさとのねこ

 

この写真集を読んでいたときには、

映画になるなんて思いませんでした。

  

写真では一枚一枚をじっくり見られ、

映画では猫の動き、生まれたての高い声や動きが大画面で見られて、

それぞれ違うおもしろさがありました。

 

生きている姿はもちろんかわいいのですけど、

子猫が一年で大人になって、子供を生んでいなくなっていくことの

切なさのようなものも感じました。

 

また、ねずみをとるシーンに、猫が獣だということが実感されました。

爪も牙も飾りじゃないし、冬毛は寒いところでの実用品なのだと。

 

また、映画では世界のいろんなネコの姿も見られます。

浜辺でカニをとろうと熱心に穴を掘っていたり、

川の表面がきらきらしているのが気になるのか、

石の上に乗ってそっと川面に触れたり。

時間はそれほど長くないけど、エンディングまで楽しめます。

 

でも、岩合光昭が撮るのは猫だけじゃないんですよ。

たとえばこちら。

岩合光昭の大自然100

岩合光昭の大自然100

 

 タンザニアの草原。

東の地平線から西の地平線まで続くヌーの列。

ハワイのザトウクジラ、南極のペンギン、長野のサル、世界のネコ。

著者が世界中で撮ってきた写真から選ばれた100枚が、

撮影したときのエピソードと一緒に収められていて、

その数々に息を呑みました。