めのう、水晶、柘榴石、蛍石、ぶどう石等々各種鉱石。
サメの歯、アンモナイトなどの化石に隕石。
それぞれ不思議な色や形で、
綺麗にカットされて磨かれたものとは違う、生々しい魅力があります。
自然が偶然に生み出したものが、こんなにおもしろくなるなんて。
秋葉原でもミネラルマルシェが開催された今週は、
鉱石についての本を紹介します。
著者は、書籍のデザインを専門に行うグラフィック・デザイナー。
めのうのコレクターとしても世界的に有名だそうです。
この本は、石の模様のバラエティを紹介している図鑑で、
自然から生まれたものの、あまりの美しさに息を飲みました。
この中に、石には「複雑で、有機的で、絵画的な魅力」 があると
書かれていたことが印象的で
「自然界には、直線は存在しない」という言葉を思い出しました。
いい感じの石。
それは手ざわりも色合いも様々だけど、自分にはその感じがわかる。
見てさわって、これはいい、と思う。
これは、そんないい感じの石を拾いに旅をして、
石を愛する人たちに会いにいく本です。
この中にも、上記で紹介した山田英春さんが登場します。
他にもアフリカ専門の旅行会社「道祖神」の人にインタビューをしたり、
(ナミビアには、きれいな石がたくさんあるそうです)
ミネラルフェアのことを紹介したりしていて、
自然ってすごいなあ、石っておもしろいなあ・・・
と小学生のような感想を持ちました。