唐桃の読んだもの。

読んできた本や漫画を、徒然に紹介していきます。

冷たいお菓子の本を読みました。~蒼井優「今日もかき氷」、おいしい文藝「ひんやりと、甘味」、米澤穂信「氷菓」

アイスクリームなら冬でも売っているし、おいしく食べられるけど

かき氷は夏限定、という気がします。

今年もかき氷のおいしくなる季節がやってきました。

 

今日も かき氷 【完全版】 (CASA BOOKS)

今日も かき氷 【完全版】 (CASA BOOKS)

 

蒼井優が、こんなにかき氷が好きだったとは知りませんでした。

おいしそうな笑顔も、山になったかき氷の写真も、とってもフォトジェニック。

この本では、日光にあるという、天然氷を作る氷室見学もしていました。

すき通った氷がきれいで、

これでつくったかき氷はどんなにおいしいんだろうと思いました。

紹介されているお店は、東京、名古屋、京都、沖縄、台湾やハワイまで。

しろくまが食べたくなりました。

 

 

幸田文から朝吹真理子獅子文六から重松清

100年近い時間をまたいでのエッセイ・アンソロジー

アイスクリーム、クリームソーダ、カルピス、ところてん、麦茶、水ようかん・・・

と、冷たく甘いお菓子についての文がつまっています。

「食べる」というものは、ただ食物を摂取するというだけではなく

思い出を味わうものでもあるのだと思いました。

 

印象に残ったのは、

馳星周のマンゴープリンを初めて食べたときの話や、

酒井順子のゼリーの食感について書いているものなど。

 いろんな人の文章に触れられるのが、アンソロジーのいいところですね。

 

 

それから、氷菓子といえば。

氷菓 (角川文庫)

氷菓 (角川文庫)

 

 これ、私が主人公と同じ、高校生くらいのときにはピンとこなかったんですけど、

それから5年くらいたって、おもしろいって思えるようになりました。

新刊「いまさら翼といわれても」も、早く読みたいです。