きのこって、いいですね。
食べておいしいのはもちろん、じっくり見るとフォトジェニックで、
作り物のような感じもします。
とくに、スーパーではほとんど見ないようなきのこなら、尚更です。
- 作者: 玉木えみ,飯沢耕太郎
- 出版社/メーカー: DU BOOKS
- 発売日: 2012/11/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本は、著者が卒業製作として作ったものがもとになっているそうです。
やわらかな色で描かれたきのこと、そこに寄り添う少女。
少女ときのこ、というか少女がきのこ。
きのこをモデルにした傘やスカートは、実際にあるのではないかと思いました。
夜に光る生き物といえば、ホタルがまずあげられますが
光るきのこも、思ったよりたくさんの種類があるものです。
ブナの木に群生するツキヨタケ、やんばるのホシノヒカリタケ、
れんこんのような、穴が開いているかたちがおもしろいエナシラッシタケ・・・
でも、写真と実際に見るのでは違いがあるようで・・・
写真が良いほど、実際に目で見たときの光はどのようなものなのだろうと思います。
世界各国の、きのこのフォトジェニックさを感じられます。
どうしてこんなかたちなのだろう、という不思議さと、
そこはかとない不気味さ。
色で言えば、ベニヒガサの赤、ドクツルタケの白、タマゴタケの黄色。
形で言えば、砂糖菓子のようなシロホウライタケや、ぶわっと傘が広がるハナビラタケ・・・
きのこの世界も奥が深い。
いずれ、きのこ狩りにも挑戦してみたいものです。