唐桃の読んだもの。

読んできた本や漫画を、徒然に紹介していきます。

宮部みゆき

江戸が舞台の妖怪話を読みました。~霜島けい「のっぺら あやかし同心捕物控」、畠中恵「しゃばけ」、 宮部みゆき「あやし」

霜島けい「のっぺら あやかし同心捕物控」 南町奉行所定町廻り同心の柏木千太郎は、腕が立ち情に篤く正義感にあふれた江戸の人気者。――ところが、一つだけ変わったところが。彼には、顔がない。つまり、のっぺらぼうなのだ! 不器用だが心優しい同僚の片桐正…

江戸が舞台のミステリ小説を読みました。宮部みゆき「初ものがたり」、半七捕物帳傑作選「読んで、半七!」、都筑道夫「なめくじ長屋捕物さわぎ」

現代社会でのミステリ小説も好きですが、 特有の背景をもつものも、また違うおもしろさがあると思います。 その時代や、場所だからできるトリックがあったり、 価値観や決着のつけかたが違っていたり。 なので、今回は江戸時代が舞台のミステリーを紹介しま…

写実画・細密画について書かれた本を読みました。~月刊美術編集部「写実画のすごい世界」、宮部みゆき「ステップファザー・ステップ」

写真のようにリアルな作品を、絵画という形で見せる。 それが写実画です。 とはいえ、定義は様々あるようで 写実絵画を専門に収集している、ホキ美術館のHPによれば 「写実絵画とは物がそこに在る(存在する)ということを描くことを通して しっかり確かめよ…

犬が出てくる本を読みました。~エクスナレッジ「空飛ぶ犬たち」、宮部みゆき「パーフェクト・ブルー」、みやもとかずよし「こまいぬ」

犬が飛ぶ。 跳び上がった空中で、体勢を変える。 芝生の上を駆ける、雪原を跳ねる、花畑で遊ぶ。 フリスビーに飛びかかる、 ボールに向かって跳ぶ、 大勢で柵を飛び越える。 鼻や毛並みがぴかぴかしていて、 躍動感があふれ、 見ているこちらもわくわくして…